フランスと日本の理学療法〜@関東〜

 9月29日(日)、フランスで理学療法士をされている立花祥太朗先生にお越し頂き、ご講演をして頂きました。またdiscussion timeもあり、今回はこのようなプログラムで行われました。

 

 *日仏国際比較〜理学療法の現状〜

 *discussion time「未来のPTの立場、役割」

 *フランス理学療法の分野別紹介とその実践」(産業リハ、訪問リハ、健康増進などの紹介含む)

 *フランスstudy tourについて

 

 フランスは日本より人口が半分くらいで、理学療法士の数は約6万5千人だそうです。

教育機関は3年制の専門学校のみですが開業権があり、8割の理学療法士が開業しているということでした。

 また税金は高いですがその分医療や福祉が充実しており、なかでも私は「在宅入院」という言葉に関心を持ちました。

 

「在宅入院」とはその言葉の通り、患者さんの自宅に病院のようなベッドや必要な機材をおいて、在宅で治療を行うというものでした。

そんなに設備が必要なら費用もかなりかかるのでは?

と思いましたが、そこも患者さんの負担が大きくならないような仕組みになっているそうです。

とても驚きましたが、素晴らしいなと思いました。

  

 またdiscussion timeでは4グループに分かれて、それぞれ「これからどういった理学療法が求められるか、必要なのか」という事について話し合いました。

 

どのグループも似たところもあればまた違った視点もあり、とても面白いdisucussionになりました。

立花先生は、「こういった考えは今だから出てくる考えかもしれなので、この考えを大切にしてほしい」とおっしゃってくださいました。

 


海外に興味がある人は多いと思います。

日本の理学療法にも、海外の理学療法にも、それぞれ素晴らしいところがあると思います。

自分の興味のある分野が日本よりも他の国ではもっと進んでいたり、充実しているかもしれません。

そういったことを知る事が出来ればより多くのことを学べるのではないでしょうか。

 

来年の2月にはフランスStudy Tourが予定されていますので、ぜひこういった機会に我こそは!という学生に参加してほしいです。

今回の講義では立花先生をはじめ、急な募集にもかかわらず参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

 

 

                          文京学院大学3年  福島沙季